
第1ケーラー病
このようなお悩みはありませんか?
- 特にケガをしていないのに足が痛む
- 足の内側や甲に痛みがある
- 運動や遊びの際に痛みを我慢している
- 歩くのが痛い
第1ケーラー病とは
第1ケーラー病は足の舟状骨に生じる骨端症で、血流障害によって起こる舟状骨の無腐性壊死のことをいいます。主に3〜7歳くらいの男児に多いといわれていますが、発症自体は非常にまれです。
明らかな原因は不明とされていますが、舟状骨は足根骨の中では骨化が1番遅く、アーチの要になる骨であるためにストレスを受けやすいことが発症に関与しています。
足背内側部の痛みや軽度の跛行がみられ、X線(レントゲン)像では舟状骨の扁平化や辺縁不規則像などがみられますが、予後は良好で正常形態に回復するといわれています。

第1ケーラー病の原因
他の骨壊死と同様に明らかな原因が不明ですが、以下の要因が考えられます。
主な要因
- 舟状骨が縦アーチ構造の要石として位置し、
前後方向からの圧を受けやすい - 舟状骨への栄養血管が少ないため、骨化が遅れやすい など

主な症状
- 足の甲や土踏まずの痛み
- 歩行時の痛み
- 舟状骨周辺の腫れや圧痛 など

当院での施術

徒手療法・ストレッチ
足部周囲の筋肉を緩めることで患部にかかるストレスを軽減させます。

物理療法
早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。組織の修復や疼痛の軽減を促します。

運動療法
足底筋の筋力強化や足趾の機能向上を目的とした運動療法を行います。

インソール
足部のアライメントを矯正するインソールを作成します。

病院紹介
第1ケーラー病の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。
参考資料
- 足の運動療法/高倉義幸/MEDICALVIEW
- 病気がみえる Vol.11運動器・整形外科/MEDIC MEDIA