腰椎椎間板ヘルニア
このようなお悩みはありませんか?
- 朝(特に起床時)の痛みが1番つらい
- 寝返りのたびに痛みで目が覚めるので、寝不足になっている
- 長時間座っていると、お尻や足にシビレや神経痛のような症状が出る
- 重い物を持つのが怖い、怖くて持てない
- 長時間の移動がつらい
- 痛み止めを飲んでも効かない
- 様々な整骨院・整形外科などに通院したが良くならない
腰痛が改善しない理由
もしあなたが上記のような症状を改善させるために色々と試してみても、未だに腰痛が続いているのであれば、腰椎椎間板ヘルニアに対しての根本的なアプローチができていない可能性があります。腰椎椎間板ヘルニアは、同じ動作の繰り返しや力仕事をされる方に痛みが出ることが多く、腰骨のカーブが崩れているということも特徴で、その原因に対して的確に対処することが大切です。
腰椎椎間板ヘルニアとは
椎間板は椎骨と椎骨の間にあり、クッションの役割をしています。椎間板の中央には弾力のある髄核があり、さらにその周囲には線維性軟骨の線維輪が取り囲んでいます。
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板の髄核が線維輪から飛び出した状態です。そして、飛び出したところが神経に当たると腰痛や足のしびれ、坐骨神経痛などを引き起こします。例えるなら、大福が潰れて中のあんこが飛び出してしまったようなイメージです。
比較的若年者で生じ、発症する部位は下位腰椎(L4/L5,L5/S1)に多いです。
とはいえ、椎間板ヘルニアは2〜3か月で自然退縮することも少なくありません。ヘルニアの退縮とともに症状も改善してくることが多いですが、退縮が認められなくても症状が改善することがあります。
ヘルニア:ラテン語で“脱出”とういう意味です。身体ではへそや鼠径部・横隔膜などでも起こることがあります。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
腰椎椎間板ヘルニアは20〜40歳代の男性に多く、スポーツや労働などの力学的負荷が原因となることが多いです。
主な原因
- 重量物の持ち上げ
- スポーツ
- 肉体労働
- 外傷
椎間板に負荷がかかる姿勢
実は、椎間板への負担は座っている時よりも立っている時の方が少ないです。
一番負担が少ないのは上向きで寝る姿勢で、逆に一番負担がかかりやすいのは座った状態で荷物を持つ姿勢です。そこで、日常や作業中の姿勢を気をつけ、なるべく椎間板への負担をかけないようにするのも腰椎椎間板ヘルニアに対する予防策の1つです。
*Nachemson 1976参考
主な症状
- 腰痛
- 腰部の可動域制限(前屈の制限)
- 片側下肢の放散痛(坐骨神経痛など)、感覚障害、脱力
- 疼痛によって跛行や機能性脊柱側弯症
※前屈時に症状が増強しやすいのも特徴です。
当院で行う施術
徒手療法・ストレッチ
痛みで力が入ってしまっている筋肉の緊張を緩和します。
ハイボルテージ
神経の興奮を抑え、疼痛や神経症状を緩和します。
鍼灸施術
深部にある筋肉の緊張を緩和し、さらに神経の興奮も抑えます。
運動療法(効果アップ)
症状が緩和してきたら、動きの改善と筋力強化が必要となります。それから、再発予防を目指した運動療法を行います。
EMS
運動が苦手な方にはEMSトレーニングがオススメです。電気刺激によってコルセットの役割をしてくれている筋肉を強化します。
病院紹介
症状がきつい方、膀胱直腸障害が見られる方など、精密検査が必要だと判断した場合は、専門医療機関へご紹介しております。
参考資料
- 標準整形外科学 第14版/医学書院
- スポーツ整形外科学 アスリートを支えるクリニカルスタンダード/文光堂
- 病気がみえる Vol.11運動器・整形外科/MEDIC MEDIA
- 腰痛の病態別運動療法 体幹筋機能向上プログラム/文光堂