内側側副靭帯損傷

このようなお悩みはありませんか?

  • 走るたびに膝の内側が痛い
  • 切り返しやターンが怖い
  • 膝の曲げ伸ばしができない
  • 踏ん張れない

内側側副靭帯損傷とは

内側側副靭帯(Medial collateral ligament:MCL)という「大腿骨から脛骨にかけて付着する膝の内側を安定させる靭帯の損傷」のことをいいます。

スポーツによる外傷によって起こることが多く、ラグビーのタックルなど相手との接触で起こる接触型とサッカーのカット動作など急な方向転換によって起こる非接触型があります。
また、内側側副靭帯損傷はその重症度によって分類され、特に重症度が高いものではMCL以外に前十字靭帯と内側半月板も複合的に損傷してしまうことがあります。
この3つを同時に損傷してしまうことを「不幸の三徴候(アンハッピー・トライアド)」などと呼ばれています。

Ⅰ度:小範囲の線維(コラーゲン繊維10%未満)の損傷
   圧痛のみで外反動揺性を認めない

Ⅱ度:靭帯組織が部分的に断裂したもの
   伸展位の外反動揺性(-)、膝関節30度屈曲位で外反動揺性(+)

Ⅲ度:靭帯組織が完全に断裂したもの
   伸展位の外反動揺性(+)、膝関節30度屈曲位で外反動揺性(+)

内側側副靭帯損傷は膝の靭帯の中で最も頻度が高いですが、予後良好になることがほとんどです。
しかし、適切な処置、リハビリを怠ると痛みや恐怖感がとれず復帰が遅れるばかりか、再発してしまうこともあるので注意が必要です。

当院では、徒手検査だけではなく超音波検査機器を用いてケガの状態を診させてもらい、損傷の度合いを判断します。

内側側副靭帯損傷の原因

  • 接触的要因
    ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで起こるタックルなど
  • 非接触的要因
    フィギュアスケートなどの急な方向転換やスキーの転倒や着地など
発生のメカニズム

膝の内側にあるMCLは外側からの衝撃でストレスが加わり、屈曲・外反・外旋の複合的な動きが強制されることにより損傷します。
受傷の瞬間を記憶していることが多く、その際にpop音(断裂音)を自覚していることもある。

症状・所見

Ⅰ度膝内側に局所的な圧痛
軽度の腫れ
関節の開き 0~5㎜
Ⅱ度膝内側の圧痛
局所的な腫れ
不安定感
関節の開き 6~10㎜
Ⅲ度膝周囲の著しい腫れ
強い圧痛
膝外反で膝折れ
関節の開き >10㎜

テスト法

・外反ストレステスト

当院での施術

徒手療法・ストレッチ

治癒過程で硬くなってしまった組織の柔軟性を取り戻すために徒手的に介入します。

物理療法

早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。

運動療法

競技復帰に向けて、可動域改善や筋力強化を行います。それとともに再発予防としてバランスや動作不良を改善し、全身的な機能向上を目指します。

参考資料